■ 人気地下アイドルに執拗に殺害予告をしていた男をついに逮捕

地下アイドルとして人気を集めている「アリス十番」のセンターポジションを2013年から務めている立花あんなさんに、2013年7月から執拗に殺害予告を繰り返していた33歳の男がついに2月16日に逮捕された。

そもそもの発端は、昨年5月ごろに立花あんなさんのブログに“第二の酒鬼薔薇”と名乗る人物からコメントが届いたこと。内容は「PVを見てファンになりました」といううれしいもので、さっそくブログを見にいったところ、そのブログのトップページには立花あんなさんの写真から血が流れているような落書きと殺意をほのめかすコメントがあった。

これまでに感じたことのないほどの恐怖を感じ、その場で泣き崩れた立花あんなさん。この日から家に帰るまで安心できない日々が始まり、帰り道に後ろに男性がいるだけで怖く、生まれて初めて命の危機を感じたという。


その後もブログやTwitterでの立花あんなさんへの脅迫は続き、そしてついに昨年7月28日の大事なメンバーの卒業ライブ当日、今度は“第三の酒鬼薔薇”を名乗り、「32害459(さつがいよこく)、7日後に行きます」との明らかな殺害予告のコメントが立花あんなさんのブログに書き込まれた。

警察との相談のうえ、ライブ前に持ち物検査が実施され、私服警官の警備のおかげでなんとかステージに立つ許可は下りたものの、ファンとの接触、握手会、チェキ撮影会の参加は一切禁じられた。実はアリス十番は、アイドルではタブーとされていた客席へのダイブや航海(ライブ中の客席へボートで漕ぎ出すこと)のパフォーマンスを行うなど、ファンとの距離感が非常に近い。捜査中であったため、殺害予告を受けていたことは逮捕されるまではっきりとは明かされず、不参加の理由を説明できずにいたことが本当に心苦しかったそうだ。



最初の殺害予告以降、日に日に“第二の酒鬼薔薇”のブログの内容、コメント、Twitterでのツイートは過激さを増していき、日本刀で立花あんなさんの写真を突き刺した写真もたびたびアップされていた。そして9月、11月にも殺人予告が……。実は11月にライブ会場に姿を見せたところを警察に身柄を確保されていた“第二の酒鬼薔薇”。「今後は一切しない」といったんは約束したものの、その日のうちに「約束したが我慢できない」と書き込み、その後も脅迫を続け、ようやく昨日の逮捕となった。


昨年12月に日本武道館でのライブに出演することが決まり、殺害予告を受けながらも日本武道館でセンターに立つことを目標に毎日をがんばって過ごしてきた立花あんなさん。しかし、“第二の酒鬼薔薇”が武道館に現れるという情報が届き、前日になって1人だけステージには立てないかもしれないと宣告されていたという。当日になって警察から“第二の酒鬼薔薇”の行動確認が取れ、安全と判断されてなんとかステージに立つことはできたものの、恐怖以上にステージに立てない悔しさでいっぱいだった立花あんなさんの心境を計り知ることはとてもできない。

警戒中の公演は常に私服警官が劇場の中に配備され、ファンにも動線制限、持ち物検査が課せられ、さらには立花あんなさんだけ握手会には参加できず、ライブへの出演を取りやめたことや、殺害予告があるたびに警察車両による送迎が行われていたという。

“第二の酒鬼薔薇”の逮捕を受け、立花あんなさんはブログやニュースのインタビューで「恐怖を押し殺しながらずっと活動していた時期がつらかった。逮捕の一報を受け、安どの思いでいっぱい」などと語っている。そして「今までニュースでしか見たことがなかった遠い世界の出来事が自分自身に振りかかったとき、被害者側の立場の弱さを痛切に感じた」「長い時間、殺されるかもしれないという恐怖に怯え、活動もままならないまま警察に指示を仰ぎ、待つことしかできなかったことが苦しかった」と、恐怖だった日々の心境を吐露している。



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