■ 宮野真守ら出演「ノブナガ・ザ・フール」第2回公演の公式レポート

4月6日にTOKYO DOME CITY HALLに開催された舞台「ノブナガ・ザ・フール 第2回公演 act.2-乱の恋人-」のオフィシャルレポートが到着した。

現在TVアニメが放送中の「ノブナガ・ザ・フール」は、河森正治総監督による多次元プロジェクト“The Fool”第1回作品。舞台版「ノブナガ・ザ・フール」は、象徴的なシーンやメインキャラクターの表情などのイラストや映像をスクリーンに投影しながら声優陣がセリフを読み、それに合わせてライブアクターが演技をするという新感覚ライブエンターテイメントショーとなっている。

第2回公演には、第1回公演にも出演したオダ・ノブナガ役の宮野真守さん、アケチ・ミツヒデ役の櫻井孝宏さん、トヨトミ・ヒデヨシ役の梶裕貴さん、イチヒメ役の茅原実里さんに加え、新たにジャンヌ役の日笠陽子さん、ダ・ヴィンチ役の杉田智和さん、カエサル役の中村悠一さん、ヒミコ役の東山奈央さんが出演。サブタイトル“乱の恋人”が示すように、放映中のTVアニメ版では描ききれなかった、それぞれのキャラクターの心情に深く迫るアナザーサイドの部分が色濃く描かれたステージとなった。



本能寺の変を思わせる歴史が、時空を超え、「ノブナガ・ザ・フール」の世界へとリンク。瀕死の危機に陥った西の星から東の星へ降り立ったダ・ヴィンチ役の杉田智和さんのナビゲートで、ジャンヌ(LiveVoice:日笠陽子/LiveAct:川上愛)が、“救星王は東の星に現れる”と云う天啓を受け、東の国へと誘われていく場面から幕開けした。

第2回目ということもあり、LiveVoice/LiveActをはじめ、村人や兵士役なども含めると大所帯のチームとなり、迫力も結束力もアップ。ヒデヨシ(LiveVoice:梶裕貴/LiveAct:安達勇人)を中心に、村人たちとの結束を高める「前進の歌」を歌うシーンでは、観客たちも手拍子で参加。会場中の一体感を作り出すと、ヒミコ(LiveVoice:東山奈央/LiveAct:大野未来)の初登場シーンでは、ノブナガとの婚礼の儀を表現した華麗なダンスを披露した。



さらに「わらわの清らかな控えめの胸と、この者の無駄に出たがりな乳とどっちがお好みなんじゃ?」とジャンヌとともにノブナガに迫るシーンでは、オダ・ノブナガのLiveAct:加藤靖久さんが後ろにいるLiveVoiceの宮野真守さんに助けを求め、「お、俺!? 違っ!」と怯む宮野真守さんに、ヒミコ役の東山奈央さんが「(ジャンヌは)Eカップらしいぞ」と畳みかけるアドリブも。「……あくまでも私の意見だが……でかいにこしたことない…」と苦し紛れに答えた宮野真守さんの言葉に、「うわぁぁぁぁん!!!」と泣くヒミコ。そこに加わったダ・ヴィンチ(LiveVoice:杉田智和)も「どんな胸が好みなのか?」と迫られ、「私は胸には興味はないです」(←昼の部)といったコミカルな掛け合いで観客たちを楽しませた。


ノブナガとミツヒデが颯爽と跨るハネウマも「言うな、予算の都合だ」(ミツヒデ)ということで、自転車+段ボールという素敵な作り(笑)。大イクサヨロイの操作をシミュレーションするシーンでは、ミニチュア版としてノブナガのLiveAct:加藤靖久さんがザ・フールのお面をかぶって登場。LiveVoice:宮野真守さんの「右手下げないで左手下げる♪」といった無茶ブリに応えるシーンもあり、LiveVoice/LiveActともに即座に対応し、さすがプロどうしな抜群のチームワークを垣間見ることができた。


また、アニメ版では匂わす程度で描かれていたイチヒメ(LiveVoice:茅原実里/LiveAct:安宅陽子)とミツヒデ(LiveVoice:櫻井孝宏/LiveAct:志村朋春)とのお互いの秘めた思いが分かりやすく表現された場面もあり、イチヒメの本当の思いが吐露されたシーンでは、吉俣良さんによるピアノの生演奏が重なり、観る者をさらに切なくさせた。要所でカズキヨネの描き下ろしイラストも映し出され、それぞれのクリエイティヴィティがステージ上からあふれ、観客たちをグッと惹きつけた。



中盤に差し掛かると、西の国のアーサー王に命じられ、東の国へと降り立ったカエサル(LiveVoice:中村悠一/LiveAct:北村諒)が初登場。圧倒的な存在感と力でタケダ軍を制圧し、一目で惹かれたイチヒメとの政略結婚を提案。ノブナガの父・ノブヒデを討つなど、オダ家を翻弄する様を、中村悠一さんと北村諒さんの2人が冷静かつ華麗に演じてみせた。


後半には、カエサルの乗る大イクサヨロイ“クオ・ヴァディス”と、ノブナガの乗る“ザ・フール”との戦いが、ステージ上に等身大の巨大な姿で投影された両機の映像を駆使して描かれ、迫力の戦闘シーンが繰り広げられた。ノブナガはヒミコから受け取った“神器”の力を制御できず暴走、イチヒメを巻き込んでしまう。ミツヒデの腕の中で「刹那たるこの世界に生れ落ち、あなたと出会えたこと……イチは幸せでございました」や「最後くらい……イチと呼んでください。あなたとまた一緒に桜を見とうございました」のセリフ、茅原実里さんと安宅陽子さんの2人が紡ぎ出すイチヒメの献身的かつ凛とした演技、そしてカゴメに続き、最愛のイチヒメまでも失ってしまったミツヒデの悲しみ、会場中に響き渡る悲痛な叫びを上げる櫻井孝宏さんと志村朋春さんの2人の迫真の演技に、観客たちからはすすり泣きの声が漏れた。


父に続いてイチヒメまでも亡くして茫然としていたノブナガが、再び力強く天地統一へと向かうまでの心情や経緯が描かれ、ラストは、ジャンヌが“ノブナガが救星の王ではなく、破壊王となるであろう”と云う新たな天啓を受け、ダ・ヴィンチが「アーサー王の聖杯作戦がいよいよ始まる。この世界を救うのは誰なのか? 破壊するのは誰なのか? 『最後の晩餐』の中央に座す者は?」と誘いながら、自ら引いたカードは“死神”。次回舞台への予告で第2回公演の幕が閉じた。


終演後のカーテンコールでは、LiveVoice/LiveActが同じポーズを決めたりしつつ、舞台への手応えと充実感が伝わった。最後にノブナガのLiveVoice:宮野真守さんが「第2回目の公演に向けて、よりお客さんとの距離を縮めたくて色々とご協力いただきました。今日は夜公演もありますが、次回公演に向け、最後まで命を燃やしたいと思います!」と挨拶。舞台プロジェクトの最終章となる「act.3 ~最後の晩餐~」が7月20日(日)に有明コロシアムで開催されること、新たなLiveVoiceとして、アニメでノブカツ役を演じた島﨑信長さんの出演も発表され、大きな歓声が沸き起こった。


第3回公演「ノブナガ・ザ・フール act.3 ~最後の晩餐~」のチケット先行予約が4月29日まで実施中。6月15日からチケットの一般発売が開始される。

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