「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2014」のステージイベントとして、9月21日に開催された「最終回直前放送直前!『ハイキュー!!』スペシャルトークイベント」のオフィシャルレポートが到着した。ステージには、日向翔陽役の
村瀬歩さんと影山飛雄役の
石川界人さんの烏野1年生コンビが登壇。 MCを毎日放送の鈴木健太アナウンサーが務めた。
最終回放送を控えた開催とあって、会場のファンの熱は冒頭から最高潮。鈴木アナウンサーの呼び込みで、烏野ジャージをまとった村瀬さんと石川さんが登壇すると、大きな拍手が。京都の大学に通っていた村瀬さんは「ずっと京都でイベントができれば、と思っていたのですごく嬉しいです!」とコメント。石川さんは「3月にも京都に来たのですが、暑いんですよね」と、挨拶をしながらジャージのジッパーを開け、中のユニフォームを見せるお茶目な一面を披露した。
トークコーナーの最初のテーマは『本日17時より最終回“三日目”放送…!』。第25話を前の心境は、「ここまで、あっという間でした」(村瀬さん)、石川さんも「もう終わってしまうと思うと寂しいです」とのこと。さらに、石川さんは「収録は終わっていても、OAでどうなっているかは僕らにはわからないので、テストの採点を待つような気持ちです」ともコメント。また第24話の食事のシーンでは、2人とも泣いてしまったそうだ。そんな第24話に関して、村瀬さんは「アフレコ現場も熱気に包まれていましたが、作画・色・効果音など、それぞれの要素が作品の完成度をすごく後押ししているんだなと思いました」と感慨深げだった。
次のコーナーは『ファンが選んだ各話番付』。イベントに先立って行われた「ハイキュー!!」ファンが最も好きな話数を選ぶTwitter投票企画の1位~5位が発表され、2人がトークをしていく。順位は下記の通りだった。
5位:第16話『勝者と敗者』
IH宮城県予選で敗退していく、烏野女子バレー部や、澤村の旧友・池尻を描いた回。道宮の可愛さには、2人の意見が完全に一致。「池尻の『勝てよ』をアフレコ現場で聞いたときは、心が震えました」(村瀬さん)
4位:第22話『進化』
及川と岩泉の信頼関係が描かれる回。「影山は、及川と岩泉の関係を見本にしていたので、烏野メンバーや日向と信頼関係をつくれたのかなと思います」(石川さん)
3位:第9話『エースへのトス』
東峰がトラウマを乗り越え、アタックを打ち抜く回。2人とも泣いてしまったそうだ。「熱い気持ちがあるからこそ、またバレーをやって傷つくのが怖い。そういう気持ちは人間誰しも持っているなあと」(村瀬さん)
2位:第24話『脱・孤独の王様』
烏野が青城戦に敗れ、泣きながらご飯を食べるシーンまでを描く回。「ご飯を食べるシーンでは、サーブミスがあった山口の涙に、ぐっと来ました。山口役の
斉藤壮馬さんも特別な気持ちがあったそうです」(石川さん)
1位:第21話『先輩の実力』
影山と菅原、セッター2人の想いを描く回。「これはもう説明不要だかと思います!」村瀬さん)、「『今、目の前の試合に勝て!』と影山・菅原の声がユニゾンするシーンは、前後のシーン含めリテイクがありましたが、毎回息が揃って嬉しかったです」(石川さん)
続く『キャストが選ぶ“頂のシーン”』コーナーでは、2人が選んだベストエピソードが発表された。エピソードが記された封筒を運んで登壇したのは、“烏野高校排球部 後援会マスコット”にして“仙台バレーボール親善大使”のヒナガラスと、その座を虎視眈々と狙うカゲガラス。大歓声で迎えられたヒナガラスに村瀬さんは「結構、威圧感があって、遠目で見ると可愛いんですけど、近くに来ると怖いんですよ」とコメントしていた。
2人が選んだシーンは、それぞれ映像と代表的な台詞の生アフレコとともに発表された。村瀬さんが選んだシーンは、第1話『終わりと始まり』より“日向が影山を倒すと宣言するシーン”。「他のシーンとも迷ったんですが、やはり物語の1番最初ですし、自分の心の原点です。日向らしい感じも出ていると思います」(村瀬さん)。石川さんが選んだシーンは、第24話『脱・孤独の王様』より“影山が王冠を脱ぐシーン”。菅原の「うちの連中はぁ!!」に影山が「ちゃんとみんな強い」と返すやり取りは「菅原さんがいないとできない…」という石川さんの振りで、鈴木アナが菅原役を演じイベントならではのコラボレーションに会場が湧いた。
その後、キャストサインポスターの抽選プレゼントコーナーを経て、エンディングへ。「こんなにいっぱいの人に集まっていただけて、驚いています。放送が進むにつれて、僕たちの気持ちもどんどん熱くなっていきました。第25話は、その気持ちが爆発している回だと思います。ぜひ最終回をご覧ください!」(村瀬さん)、「『ハイキュー!!』めっちゃおもしろいんで、ぜひ観てください。烏野がインターハイ予選に負けてしまった悔しさを、皆さんにも感じていただけたら嬉しいです。これからも、応援よろしくお願いします!」(石川さん)。最後は2人の「烏野ー、ファイ!」に、観客席から「オー」と大きな歓声が返り、イベントは終了した。
2014年10月09日 15:20