■ 「アルスラーン戦記」2クール目の新キャストによる座談会が到着

MBS/TBS系全国28局ネットで毎週日曜日17時から放送中のTVアニメ「アルスラーン戦記」より、2クール目で活躍するメインキャラクターである東方の大国シンドゥラの第二王子のラジェンドラ役の鳥海浩輔さん、シンドゥラの兵士でラジェンドラの部下のジャスワント役の羽多野渉さん、ゾット族長の娘のアルフリード役の沼倉愛美さんによるキャスト座談会が到着した。


まず簡単に、ご自分の役どころと、役の印象をお聞かせください。
沼倉愛美さん:私の演じるアルフリードは、ゾット族の族長の娘です。ヒルメスにお父さんを殺されて、自分も危険な目に遭いそうだったところをナルサスに助けてもらうのですが、そのときに恋をしたらしく、ナルサスの押しかけ女房的にアルスラーンの一行に参加します。

私、実は以前から原作小説のファンで。アルフリードは、小説ではもう少し女性らしいキャラのイメージがあったんです。でもアニメ版のビジュアルでは勝ち気な面がすごく前に出ていて、エラムとの絡みも多いので、歳相応な、十代の女の子だな~というイメージが、演じていくうちに強くなりました。

あとは、アルスラーンのまわりにいるみなさんは大人で、しかも都会育ちといいますか、ちょっとおしゃれな雰囲気があるんですけど、アルフリードは山賊みたいな人たちの、しかも男社会で育っているので、雰囲気に「大地の薫り」があるんですね(笑)。そういうところを、上手く表現できたらいいなと思いながら演じています。

原作小説を手にとったきっかけはなんだったんですか?
沼倉愛美さん:中学生のときに『創竜伝』を読んだのがきっかけで、田中芳樹先生の他の作品も読むようになって、その流れで『アルスラーン戦記』も手に取りました。

おお、つまり『アルスラーン戦記』だけでなく、バリバリの田中芳樹先生ファン。
沼倉愛美さん:そうなんです(照笑)。実は今回のお話が来る前から、インタビューでよく、「田中先生の作品が好き」と言っていたので、発表される前はちょっと気恥ずかしかったです。

羽多野さん、鳥海さんは役のご印象はいかがですか?
羽多野渉さん:ジャスワントはシンドゥラの兵士で、お父さん代わりに育ててくれた宰相マヘンドラの腹心のような存在です。実は最初は、スパイとして活動しております。具体的にどんな目的を持ち、どう活動しているかは、ぜひアニメで確認していただければと思います。性格的には、非常に忠誠心が強くて、信じた人のためなら、自分の命を使うこともいとわない、命をかけて任務をまっとうできる。そんな強い意志を持った男です。

鳥海浩輔さん:僕の演じるラジェンドラは、シンドゥラ国の第二王子です。ということで、初登場のときはパルスに攻めてくるわけですが……まあ、そこは見事に撃退されるわけです(笑)。それで、なりゆきでアルスラーンたちに協力してもらいながら、政敵であるお兄さんのガーデーヴィーと争うことになります。キャラクターとしては、王子様ではあるんですけれども、身分が高いわりにはざっくばらんな、気のいい男ですね。非常に人間味がある。いろんな面を見せてくれる人だと思います。

アフレコの雰囲気はいかがでしょう?
沼倉愛美さん:みなさんとても優しくて、楽しい現場なんですけど、自分が今までファンとして追いかけてきた作品のアニメに参加するというので、勝手に自分で高いハードルを設けてしまって(笑)。だからアフレコは、まず自分との戦いが大変でした。それを乗り越えて、アニメの『アルスラーン戦記』で描かれようとしているものを、きちんと表現できたらいいなと思いながら参加しています。でも本当に、すっ~~~~ごく、楽しいです!

羽多野渉さん:演出さんと相談しながら役を作っていて、自分が想像していたよりももっと淡々としたしゃべり方の、少し大人びた青年として演じているんですが……沼倉さんが原作をこよなく愛する方だということを、今日初めて知ったので、これはぜひ、この場を借りてご意見をうかがいたいです。どうでしょう? スタジオでご一緒させてもらっていて、大丈夫でしょうか? 僕は役にちゃんとハマってますか?(笑)

沼倉愛美さん:えええ~!(笑)

羽多野渉さん:世にでる前に聞いておかないと、ドキドキしちゃって。

沼倉愛美さん:いやいやいや、もう、そんな……どうしよう(笑)。本当に私、ラジェンドラとジャスワントって、この作品の中でも重要なキャラクターで、素敵なキャラクターだと思っているんですけど、羽多野さんが声をあてたとき、「ジャスワント、キター!」って思ったんですね。

羽多野渉さん:ホントですか!?

鳥海浩輔さん:おお~。

沼倉愛美さん:「気持ち悪いな、自分」なんてことを思いつつ、アフレコを見ながら、密かにそんなことを考えてて(笑)。しかもその、私なんかが言える立場じゃありませんけど、スッと自然にほかのキャストさんたちの中にも溶けこんでいて、「さすがだな~」と思っていました。

羽多野渉さん:いや~……嬉しいですが、言わせた感がすごくて、すみません!(笑)

沼倉愛美さん:違いますって! 本当ですって!

羽多野渉さん:ありがとうございます(笑)。ちょっと安心しました。作品に途中から参加する人間は、それまでほかのキャストさんたちが作ってきた世界に、しっかりと地に足のついたお芝居ができるかどうか、ドキドキなんですよね。誰しもがそういうプレッシャーと戦いながらアフレコに参加すると思うんですけど、この作品では、メインキャストのみなさんが、そういう緊張感を見事にほぐしてくださる。それでいうと、アルスラーン役の小林(裕介)くんは、この作品で初めてご一緒したんですけど、なんと専門学校の後輩で。「羽多野先輩!」なんて挨拶もしてくれたので、これはいよいよもって、恥ずかしい芝居をしたらいかんぞ! という気持ちにもなりました(笑)。そんなこともあり、緊張感もありつつ、楽しくやらせてもらっております。こういう形で、後輩と出会えるというのは、幸せなめぐり合わせだなと思いますね。

鳥海浩輔さん:おふたりが言うように、1クールのアフレコを通じて現場にできあがった空気の中に、ポンと入っていくのって、意外と大変なんですよね。でも、その点でいうと、この作品のメインキャストには、割りとよく知っているというか、アフレコで顔を合わせることの多い方がたくさんいるということもあって、スッと現場自体に入っていくことはできましたね。  しかし、ラジェンドラに声が合ってるかどうかというのは私も気になるところで……(沼倉さんに目線を向ける)。

羽多野渉さん:すごいパスが飛んだ!(笑)

沼倉愛美さん:だから原作ファンだってことはずっと隠してきたのに~。

鳥海浩輔さん:ははは。まあ、事務所の先輩・後輩というのは考えないで、いち原作ファンとしての意見を聞かせてくださいよ。何を言われても、受け止められる度量は持っているつもりだから(笑)。

沼倉愛美さん:……これ、もう、何を答えるのが正解なのかわからない(笑)。

ぜひ率直なお気持ちを。ファン代表として。
沼倉愛美さん:いやもう、香盤表(※アフレコ台本の、キャスト名が書かれたページ)を見た瞬間に、間違いないと思ってました。

鳥海浩輔さん:……「見た瞬間」はね(笑)。思い出したけど、最初の収録の前に、「ラジェンドラがいちばん好きなキャラなんです」って言ってたよね?

沼倉愛美さん:はい、そうなんです!

作品に登場するキャラの中でも、独特な雰囲気がありますよね。
沼倉愛美さん:いちばん底が知れない人なのかな? とすら思わせる人ですよね。狙っているのか、何も考えていないのか、どっちなんだろう? って思わせる。

鳥海浩輔さん:運がいいだけかもしれない。

沼倉愛美さん:読んでも読んでもわからない。それがラジェンドラなので、すごく鳥海さんの雰囲気に合っていると思います。

鳥海浩輔さん:ありがとうございます。

羽多野渉さん:しかしスゴいですよね。沼倉さんのように、好きな作品に、しっかりと役で参加されるというのは。確率的に、スゴいことじゃないですか。

沼倉愛美さん:実はこの仕事に就いてから初めて、マネージャーに「この作品のオーディションが受けたいです」って自分から言いました。

羽多野渉さん:そうなんですね。しかもしっかり結果を出していらっしゃる。すばらしい。

では最後に、みなさんの考える『アルスラーン戦記』2クール目のみどころをお聞かせください。
沼倉愛美さん:アルスラーン一行がどんどん賑やかになって、チームワークも高まる中、また新しい試練がアルスラーンに訪れます。それをどう乗り越えるのかは、この作品の大事な通過点だと思いますので、彼らの旅の続きを、ぜひとも見届けていただきたいなと思っています。

羽多野渉さん:自分の役の話になってしまいますが、非常に有能だとはいえ、シンドゥラ国のいち兵士であるジャスワントが、アルスラーン一行とどうかかわっていくか。そこがひとつの見どころかなと思います。そのかかわりが、ジャスワントにとっても、アルスラーンにとっても、ひとつの大きな転機になっていくので、そんなところをぜひ楽しみに見ていただけたらと思います。

鳥海浩輔さん:今まではおそらく、アルスラーンたちというのは、自分たちのために戦ってきたと思うんですけども、今回、結果的に自分たちのためにはなるんでしょうけど、ある意味で人助けというか、助っ人みたいな感じで、よその国の争いにちょっと顔をつっこむ感じになるんですね。そういった中で、彼らがどういった活躍をしていくのか。そして、シンドゥラの政治闘争がどんな動きを見せるのか。そんなところが、みどころではないかと。……というと、ちょっと重苦しい感じがするかもしれませんが、割りと楽しいシーンが多いんじゃないかなぁ、と思います。自分の役が出ていたシーンだと、楽しい印象も多いので。

ラジェンドラはそれこそ、14話からしばらくは、裏主役みたいな感じですよね。
鳥海浩輔さん:しゃべり倒しましたね、たしかに。でも本人が活躍するというより、だれかを活躍「させる」というか、「させてもらっている」というか(笑)。スーパーマン揃いのアルスラーン一行に対して、凡人なのか、天才なのかよくわからない、ラジェンドラの不思議な魅力みたいなものも、見えてくるかと思います。僕自身も、オンエアでできあがったものを見るのを楽しみにしています。みなさんにも期待していただけたら嬉しいです。

「アルスラーン戦記」は、「銀河英雄伝説」「創竜伝」などで知られる田中芳樹さんによる大河ファンタジー小説を原作に、荒川弘さんによるコミカライズ版が「別冊少年マガジン」で連載中。権謀術策が渦巻く大陸を舞台に、強国の侵攻により国を追いやれたパルス国の王太子とした生まれた少年のアルスラーンが、戦士の中の戦士の異名を持つ騎士・ダリューンとともに次々に襲いかかる敵、そして過酷な運命へと立ち向かい、成長していく姿がドラマティックに描かれている。

(C)2015 荒川弘・田中芳樹・講談社/「アルスラーン戦記」製作委員会・MBS
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