■ 声優・白土麻子の連載コラム 第2回「外国映画の吹き替え」


こんにちは、白土麻子です。「はじめまして」じゃなくて「こんにちは」から始まるところが連載って感じがしますね。しませんか? またお会いできて嬉しいです♪

あ、でもこの2回目から見ている人にとっては「はじめまして」になるのかな? 「誰? だが、なんとなく興味津々だ!」などと思ってくださるステキな方は、どうぞ1回目をご覧ください☆

それにしても、1回目を書いていた頃はまだ桜が咲いていたのに、あっという間に散って新緑が眩しい時期になってきましたね。街で見かける猫ものびのびしていて、見てて癒されます。今も、コラムを書きながら外で聞こえる猫の鳴き声にテンションバーンな私です。

道端で、顔を緩ませて犬や猫に話しかけている不審人物がいたら、もしかしたらそれは私かもしれません。見かけた方は、どうぞ温かな気持ちで見て見ぬフリをしてあげてください。我に返ると、のたうち回りたくなるほど恥ずかしいので…。もう本当に。

おっと、前置きが長くなってしまいましたね。今回は、外国映画の吹き替えのお仕事についてお話したいと思います。

と、その前にまた少し話がずれちゃうんですけども。プライベートの友人などに、どういったお仕事をしているのかと聞かれた時、アニメやゲームというのは普通に通じます。ですが、「外画などを…」と答えると、「何ソレ?おいしいの?」といった感じでキョトン顔をされます。

外画とは、ズバリ洋画、外国映画のことです。声優さんやスタッフさんなどは結構な確率で外国映画、略して「外画」(がいが)と呼びます。ちょっとした豆知識です。テストには出ませんが、覚えておくと良いことがあるかもしれません。ないかもしれません。信じるも信じないもあなた次第です。

はい、お待たせしました。ようやく本題に入ります。私たちは事前に、元の映像と吹き替え用の台本を見て、俳優(女優)さんの動きや表情、喋るタイミングなどをチェックします。この元の映像には、当たり前ですが、吹き替えや字幕などはまだ入っておりません。

代わりにセリフを入れる目安として、映像の中にタイムが表示がされています。DVDなどを見ている時にプレイヤーに表示されている再生時間のようなものだというとわかりやすいでしょうか? そして収録の時も、その表示されたタイムを見ながら声をあてていきます。


そういえば以前、外画の吹き替えは初挑戦という、ワハハ本舗の芸人さんと共演させて頂いたことがあります。その方は、ご自分の出番のタイミングをタイムに頼らず、完全に映像だけで覚えて演じられていました。どれだけの回数チェックされたのだろうとすごく感動したことがあります。見習わねば……!

ところで、当然のことながら日本語と外国語は言葉が違います。けれど、吹き替え版の映画を見ると、ちゃんと俳優(女優)さんの口の動きと日本語がはまって見えますよね? あれは、脚本家の方が元の意味を把握した上で、言葉の文字数や役の雰囲気などを1つひとつしっかりと見て、それに当てはまるように台本を書いていらっしゃるのです。

例えば「I love you.」を、渋いおじ様が言う場合は「愛してる。」という言葉にできますが、小さな子どもが言う場合には「大好き!」という言葉を当てはめた方が作品のイメージに合う場合があります。

なので字幕版と見比べてみると、意味は同じでも文章の構成が違っていたり、言葉遊びの解釈など、新しい発見があるかもしれませんよ。「映画は字幕派だ!」というそこのあなた。これを機会にぜひ吹き替えの方も見てみてくださいね♪

まぁ、そんな私が今一番見たい映画は「わさお」なんですけどね(笑)。犬も大好きなんです。特に大型犬! 上映終わるまでに絶対見る! 見るぞ! ってなわけで、今回のコラムはここまで☆ ではでは♪(文・イラスト:白土麻子)


白土麻子(しらつちあさこ)
声優・ナレーター。AKATSUKI project所属
出演作品
●ゲーム:Xbox 360「ファントムブレイカー」(紅葉役)
●外国映画:映画「紳士は金髪がお好き」(ローレライ役/マリリン・モンロー)、「百万長者と結婚する方法」(ポーラ役/マリリン・モンロー)
●ナレーション「痛車列伝 ~見よ!このわたしの姿を!~」「痛車列伝 ~痛車は、いま赤く燃えているか!?~」
公式ブログ「食事とご飯」

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