■ 声優・白土麻子の連載コラム 第3回「ゲームのお仕事」


こんにちは、白土麻子です。GWは終わってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 五月病にはかかっていませんか?

私はGWの間はお仕事をしたり、格闘技を観に行ったり、家族の誕生日のお祝いにお寿司♪を食べたり、柏餅を食べたり…あ、こいのぼりは飾っていませんね。遠出をする事はありませんでしたが、何かしらバタバタしていて、気がつくと終わっていたという感じです。

ただ、前回見にいくよ!と宣言していた「わさお」は、残念ながら行けませんでした。にょんぼり。なので、DVDが出るのを首を長くして待っています。秋田犬はかわいすぎます。マジ魔物。

そういえば、GW中の自分的ちっちゃな事件としては、自転車乗っている時に豪快に壁にぶつかって左腕に擦り傷を負いました。。。ブログにも書かず家族だけにこっそり話していたのですが、今ここにワールドワイドで恥をさらしますよ。

子供の頃から家族や周囲の友人・知人に、運転免許はとるな、と言われ続けてきた私…。傷を見せて怪我をした流れを母に話すと、「やっぱり運転免許は取らない方がいいかもね…」と沈痛な顔で言われました。

ちなみにいまだ無免許です。むぐぐ。傷の方は今、キズパワーパッドなるものを使って回復を試みております。何やらかさぶたを作らずに傷を早くきれいに治してくれるとの事ですが、効果の程やいかに…!? これを書いている今もまだキズパワーパッドつけたままなので、どうなったかが分かりましたらまた報告しますね。…ん?いらんですか?(笑)


さて、今回は「ゲームのお仕事」についてお話したいと思います。ゲームと一口に言っても様々なジャンルがあります。それぞれの作品によってケースバイケースですが、大体の場合、2種類の台本が存在します。ひとつは、ストーリーの流れ通り全キャラクターのセリフとシーンの状況や設定が書き出された『通し台本』。そしてもうひとつは、1人のキャラクターのセリフだけが抜き出された『抜き台本』です。

ゲームは、セリフが大量にあるんです。なので、アニメや吹き替えのように声優同士がその場で掛け合うのではなく、各々別で収録を行います。この収録方法を『オンリー(抜き)録り』といいます。主人公など、セリフの多いキャラクターを演じる声優さんは、何日かに分けて収録をする場合もあるんですよ。

セリフが多いと言っても、ピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんね。例えば、大作のRPGやAVGなどは、台本の文字を追うだけで数十時間とかかる事もあります。そのくらいのテキスト量の台本になると、なんと1人分でも「段ボール1箱に収まらない!」なんて事もあるんです。これで皆様にも「ゲームのセリフの多さ」が少しでも伝わりましたでしょうか?

しかし、制作スタッフの方々は、この何千、時には何万という大量のセリフを把握されていて、収録をスムーズに、そして我々声優が演じやすいように進めてくださいます。もちろんそれだけではなく、収録された膨大な音声データの1つひとつが編集され、その後も細かくチェック・調整が繰り返されます。こうして、やっとキャラクターに『声』が吹き込まれていくのです。

私はもともとゲームが好きで、「ゲームを作る人ってすごいなー」と思っていました。けれど、この仕事を始めて、これまでとは違う角度で『ゲーム』を見る事ができ、改めてそのすごさを実感しています。

それからというもの、今まで以上にエンディングで流れるスタッフロールを意識するようになり、1本のソフトに「どれだけ多くの人」が「どれだけの期間」関わっていたんだろうと、想いを馳せるようになった今日このごろです。

とはいっても、初回プレイ時はストーリーに夢中なので、そういった視点で考え始めるのは2周目以降のお話になるんですけどね。えへへ。ゲームは偉大です。時間泥棒です。ほんと大好きですっ! ただし、「ゲームは1日1時間まで!」…というのは、私が無理なので………節度を守って遊びましょう☆ ではでは♪(文・イラスト:白土麻子)


白土麻子(しらつちあさこ)
声優・ナレーター。AKATSUKI project所属
出演作品
●ゲーム:Xbox 360「ファントムブレイカー」(紅葉役)
●外国映画:映画「紳士は金髪がお好き」(ローレライ役/マリリン・モンロー)、「百万長者と結婚する方法」(ポーラ役/マリリン・モンロー)
●ナレーション「痛車列伝 ~見よ!このわたしの姿を!~」「痛車列伝 ~痛車は、いま赤く燃えているか!?~」
公式ブログ「食事とご飯」

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