■ はぢめてのBL講座:コミック編~甘美なセリフと美しい絵のトリコ

BLの魔力にグイグイ☆魅惑の世界があなたを待っています♪
はぢめてのBL講座
第2回:コミック編~甘美なセリフと美しい絵のトリコ
BLコミックの魅力って?
男同士の恋愛を描いたストーリーだから、ヒーロー役・ヒロイン役両方にがっつり萌えられるのがBLの魅力。今回は、階段をもうワンステップ登ってコミックにチャレンジしましょう☆

コミックの魅力は、印象深いストーリーと心奪われる絵。表紙の絵にビビっときたら、思い切って買ってみましょう! 絵が好みだと、ストーリーもすっと心に入ってきやすいです。ラブシーンの描写もさまざまですが、初心者ならまずはピーチシルクさんも推されている「西洋骨董洋菓子店」からトライしてみては。BLレーベルではありませんが、男同士の恋模様が美しく描かれています。ストーリーも素晴らしく、滝沢秀明さん&椎名桔平さん&藤木直人さん&阿部寛さんという超豪華メンバーでドラマ化されたほど。「西洋から入って今はどっぷり」というBLファンも多いです。

ほかにも、BLコミックにはオススメの作品がいっぱい☆ 今回も、BLソムリエとしてピーチシルクさんをお招きしました! ピーチシルクさん、よろしくお願いします!

ピーチシルク:心の恋人は土方歳三な歴女で、BL歴10年。2005年から続けているBL主腐日記で萌えを叫ぶ主腐でもある。今回も「娘に読ませたいBL」というテーマで選書していただきました☆(コミックの紹介順は作家名の五十音順です)。


BL初心者もこのコミックなら萌えること間違いナシ!なスタンダード10冊
※ガッチュン度:★が多いほどガッチュン度が高いです♪5つ星がガッチュン度マックスです(ガッチュン=合体)。

著者 今市子
刊行年/出版レーベル 1997年/花音コミックス
ガッチュン度
あらすじ ゲイの父親を持つ直人が、父親の恋人・海老悟郎と関わりを持ったことで始まるドタバタ劇。直人と悟郎を中心に様々な人間模様が錯綜するホームドラマコメディ。
萌ポイント 表紙で直人・直人パパ・悟郎の三角関係?? と思いきや、悟郎はパパ一直線で、海老悟郎という爆笑な名前のわりに無愛想でしたたか。でもパパの前ではとても可愛い美形キャラなので、ギャップ萌えも可能。1冊で完結しますが、直人ママや悟郎の家族など女性陣も充実。個性豊かな人々がユニークに描かれています。ギャップ萌え=ある人物の表面と、別のシチュエーションでうっかり見せる一面とのギャップを見たときに心の底から沸き立つ萌えのこと。例:不良が雨の中で子猫を拾って連れ帰るのを見てしまった、など。

著者 国枝彩香
刊行年/出版レーベル 2008年/ビーボーイコミックスDX
ガッチュン度 ★★★★
あらすじ 恋人にふられた堅物教師・健人はヤケ酒を飲んだあげく、行きずりの男と関係を持ち、その男・瑛は偶然にも健人と同じ高校に赴任。結局職場恋愛に発展しますが、結婚をマジメに考える直情型の健人と愛されることに臆病な瑛は頻繁にぶつかり合い、互いの家族を巻き込む騒ぎに。
萌ポイント 国枝さんはギャグとマジメ絵のギャップが激しい作家さんですが、裸体のデッサン力は素晴らしいのでラブシーンは相当萌。瑛はひたすらフェロモンまみれで、健人は大変たくますい♪ こんな二人がケンカをしながら、それぞれの家族や生徒と絡みながら「夫婦」になって行く姿が面白い。コメディ風味ながら、ホロリとするエピソードが満載の物語です。

著者 志水ゆき
刊行年/出版レーベル 2004年/Dear+コミックス
ガッチュン度 ★★★★★
あらすじ 「是」は人間と式神のラブファンタジー。全11巻と長い作品ですが、5組の主従が主役となるため飽きずに読めるシリーズコミック。第1巻目は謎の人形師・和記の家で暮らし始めた雷蔵が、ツンデレな紙(神)様と恋に落ちる純情可愛いラブストーリー。
萌ポイント 「是」は年下攻や育成もの、甘甘からSっぽい執着系まで色々な愛の形がある作品で、それぞれの絆が強くて深くて萌えられる。またファンタジーゆえに<生死>の理が特殊なので、これが物語に厚みを添えて切なさ爆発。全体的にラブシーンが激しく裸率が高い作品ですが、慣れてしまえばきっと大丈夫! これだけの長編を約7年で完結させた志水さんの根気と力量に脱帽できます。年下攻=年下が攻め役のこと。年上受と対になる言葉。年上が年下を攻める通常のケースと逆であるところに萌える。

著者 高永ひなこ
刊行年/出版レーベル 2004年/GUSH COMICS
ガッチュン度 ★★★
あらすじ 天真爛漫な少年・小島は、同じクラスの・仲原と関わるうちに彼の恵まれない家庭環境を思い知る。共に行動するうちに小島は仲原を支える存在となって行き……。中学生の初々しい恋と成長を描いた物語(全3巻)。
萌ポイント 中3二人の初々しさが目一杯! キスやその先がスムーズに進行せず、それが身悶えするほど可愛いくて、リアル。両親に捨てられた可哀想な仲原と明るい小島が陰と陽で巧く引き合い、小島は仲原の分まで怒ったり泣いたりと忙しい。全体的に仲原の親子関係が重たいストーリーながら、小島の存在が救いとなってラストは前向き。『君と一緒に大人になる』という仲原の言葉が感動的でした。

著者 中村明日美子
刊行年/出版レーベル 2008年/EDGE COMIX
ガッチュン度
あらすじ 派手な外見でバンド活動をする草壁と、ガリ勉な眼鏡キャラ・佐条は全く違うタイプの高校生。でも一人で歌を練習する佐条に草壁が声をかけたことからお付き合いが始まって……。1年たってもキス止まりな二人のドキドキ純情ラブ((続編:「卒業生-春-」「卒業生-冬-」・番外編:「空と原」あり)。
萌ポイント この作品の一番の魅力は個性的な絵柄。流れるような美しい線と独特のプロポーション。クセのある腕や首の角度に、ルパンのよーな足……。それでも絵に狂いがない不思議さで、緩急ついたコマ運びとギャグ絵が面白い。ストーリーもストイックな佐条と、ゆるい草壁のぶつかり合いと歩み寄りが可愛らしくて身悶えです。

著者 野守美奈
刊行年/出版レーベル 2010年/幻冬舎コミックス
ガッチュン度 ★★★
あらすじ 「夜はあどけなく」は、母親から性的虐待を受けている中学生・隆明と、その家庭教師である大学生の永(はるか)が、立場と年の差を越えて寄り添いながら成長していく純愛ストーリー。
萌ポイント 隆明が魅せる幼い攻の執着心と、それを受け入れてしまう大学生・永に堪らない背徳感を覚える作品。永はひ弱そうな外見を裏切る見事な年上受で、彼に出会ったことで隆明の歪みは少しずつ解消。3年後の最終話では、心身共に永と対等になって行く姿が頼もしくて印象的です。感情の揺れが切なく丁寧に描かれている、読ませるBLコミック。年上受=年上が受け役のこと。年下攻と対になる言葉。

著者 山田ユギ
刊行年/出版レーベル 2007年/ビーボーイコミックス
ガッチュン度 ★★★★
あらすじ 可愛がっていた後輩・斉藤の結婚が大ショックな永井は、式の後新婦の招待客だった本田と飲んだ勢いでホテルへ。ところが斉藤が嫁に逃げられ、永井のもとへ……。永井・本田・斉藤の笑えて切ない三角形ラブ(全2巻で、「開いているドアから失礼しますよ」も)。
萌ポイント この作品は本田と関係を持ちながら、斉藤にグラつく永井の揺れがとにかく爆笑。そして永井に翻弄される本田は、恐ろしくイイ男なのにエロ魔人という残念展開。激しさと笑いが混じるラブシーンと、山田さん独特のギャグ絵がラブコメに拍車をかける。ドキッとするキメ所とキメ顔がいくつもあるため、全体的には男たちのフェロモンがムンムンのコミックです。

著者 よしながふみ
刊行年/出版レーベル 2007年/スーパービーボーイコミックス
ガッチュン度 ★★★★
あらすじ 男娼館に売られてしまった貴族の少年ジャックは、初めての客・ジェラールの屋敷で偶然働くことに。下働きとなった彼はジェラールから様々な知識を吸収し、美しく賢く成長。革命前後のフランスを舞台に、ジェラールが<主>から<恋人>になる軌跡が、ユーモアを織り交ぜながらドラマチックに描かれています(全2巻)。
萌ポイント 「ジェラールとジャック」は某バラ漫画を思い出さずにはいられない時代背景と服装にまず引き込まれ、その後はストーリー構成の巧みさと、ラブ&ユーモアにドキドキと笑いが止まらない。そして優しく誇り高く謙虚な青年・ジャックと、冷たいようで愛情深いジャラールがとにかく魅力的。身悶えするほど印象的な台詞や表情、そしてラブシーンが大量です。ジャックを愛することで自分の人生を肯定できたジェラールのラストシーンはこの上なく感動的で、正に不朽の名作! 「フランス革命」にときめく人なら買って間違いなし。

著者 よしながふみ
刊行年/出版レーベル 2000年/Wingsコミックス
ガッチュン度
あらすじ 「西洋骨董洋菓子店」は、元商社マンの橘、天才パティシエの小野、元ボクサーのエイジ、橘家の家政夫・千影が運営するケーキ屋さんの物語。小野が<魔性のゲイ>であることが原因で様々なトラブルが発生しますが、4人の絆で何とか解決。笑えてホロリとできる男達の人間模様。アニメ化、ドラマ化もされた不朽の名作です(全4巻)。
萌ポイント BLレーベルから発売された作品ではありませんが、へタレ魔性な小野を取り巻く3つの人間関係にとにかく萌えられるコミックです。小野と橘の「友愛」、小野とエイジの「師弟愛」、小野と千影の「恋愛」は、肉体関係を持たずとも十分BL。それぞれの「愛」の力で少しずつ更生(?)していく小野の様子がなんとも感動的で、よしながさん独特の<間>とキャラの色っぽさ、そして爆笑なネームに翻弄されます(新書館で販売されているドラマCDも激しくお薦め!)。

著者 依田沙江美
刊行年/出版レーベル 2004年/Dear+コミックス
ガッチュン度 ★★
あらすじ 章造は父の家業を手伝うために故郷に帰省。幼なじみの七海に再会しますが、相変らずの天然おバカぶりから目が離せない。頭の固い章三が頭の弱い七海の可愛さに魅かれ、男同士の恋に開き直る様子が面白いラブコメディ(全2巻)。
萌ポイント 依田さんの漫画は独特の絵とテンションが面白い作風で、嫉妬心や執着心、そして恋の障害になるような重大問題がサラ~と流れて行くのが特徴。この作品も七海がけっこう切ない目にあっているわりに動じない雰囲気で、アホな七海の喜怒哀楽がひたすら可愛くて、おかしい。三頭身も転がるほどラブリーな絵柄です。

BL用語の基礎知識
BLには、ファン同士で交わされるヒミツのコトバがいっぱい! このコーナーでは、BL用語の意味をご紹介します♪

●誘い受
通常は攻めが受けを口説き落とすが、誘い受の場合は受けの方が攻めにアピールして積極的に肉体関係を持とうとする。方法は泣く、口説く、上目使いで訴えるなどさまざま。

●襲い受
受けが攻めに襲いかかって肉体関係を持つが、最終的に受けは女性役になる。誘い受の上位形ともいえる。

●ベッドヤクザ
普段は好青年なのに、ベッドシーンになると性格が一変してヤクザのようなオラオラ系になる人。

●ベッドジプシー
ベッドヤクザの反対語。普段は不良・強気・毒舌などアクが強いキャラだが、ベッドシーンになると「優しくしてね」などと弱気になる人。

●ショタ系
ショタとはかわいい男児のことで、語源は鉄人28号の主人公・金田正太郎少年。ショタ系とは、ヒーロー役、もしくはヒロイン役が低年齢系のBLを指す。

●JUNE
「ジューン」ではなく「ジュネ」と読む。BLと同義。「JUNE」はマガジン・マガジン(1978年の創刊時は「サン出版」)が発行していた漫画雑誌で、BLブームの元祖ともいえる。高野文子先生、河下水希先生、西炯子先生など、JUNEから巣立った大物作家も多い。

●801
やおいのこと。やおいとは、ヤマなし、オチなし、意味なしの略で、男性同士の絡みのみを描いた作品を指す。「JUNE」「BL」も男同士の恋愛を描いてはいるが、ストーリーにヤマもオチも意味もあり、絵も耽美系で美しい。「BL」を「やおい」というと、嫌がられる場合も多いので要注意。BL作家さんが自らを自虐的に「自分、やおい系なんで」というのはOKだが、他人が言うのは失礼にあたる場合もある。「JUNE」「耽美系」「BL」はほぼ同義と考えてOK。

オススメのBL検索サイト
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次回は「はぢめてのBL講座 第3回~甘いボイスが乙女の耳元を直撃! CDドラマ編~」をお届けします。チャオ☆

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