■ いよいよボイスの世界に突入! 「はぢめてのBL講座」連載第3回

耳元での囁きにときめきが止まらない!
はぢめてのBL講座
第3回:CD編~セクシーボイスがハートを直撃!
BLCDの魅力って?
男どうしの無邪気なふれあいに、心臓がキュン!としてしまうボーイズラブ。テキストだけで妄想を膨らませることができる小説、イラストがさらなるドリームワールドへと誘うコミックの次は、声で煩悩が爆発するCDワールドへ突入です!

BLCDの魅力は、なんといっても声優さんどうしの掛け合い。大好きな声優さんがいる方は、その声優さんが出演されているCDを買えば間違いがないでしょう。アニメはよくわからない、という方はアニメワンの「声優ランキング」で人気の声優さんをチェックしてみては。

また、子安武人さん、置鮎龍太郎さん、井上和彦さんといった大御所は、ゲーム、アニメ、洋画などさまざまな分野で多数の作品に出演されているので、そのお声を一度は必ず耳にしたことがあるはず。BLCDにもキャスティングされているので、ぜひ作品をチェックしてみてください。

BLCDはスマホやポータブルプレイヤーに取り込んで、いつでも、どこでもステキなドラマを聴けるのも◎。ぜひ、この官能の世界に足を踏み入れてみてくださいね☆

ほかにも、BLCDにはオススメの作品がいっぱい☆ 今回も、BLソムリエとしてピーチシルクさんをお招きしました! ピーチシルクさん、よろしくお願いします!

ピーチシルク:心の恋人は土方歳三な歴女で、BL歴10年。2005年から続けているBL主腐日記で萌えを叫ぶ主腐でもある。今回も「娘に聴かせたいBLCD」というテーマでセレクトしていただきました☆(CDの紹介順は作品名の五十音順です)。どれも声優さんの演技が素晴らしく、原作の良さを生かしたBLCDばかり。没頭してしまうこと間違いなしなので、電車の中で聴くときは乗り越し注意です!


BL初心者もこのBLCDにハートを鷲づかみされること間違いなし!なスタンダード10本
※ガッチュン度:★が多いほどガッチュン度が高いです♪5つ星がガッチュン度マックスです(ガッチュン=合体)。

著者 山田ユギ
刊行年/レーベル 2003年/マリン・エンタテイメント
収録時間 73分
ガッチュン度 ★★★☆☆
キャスト 本田俊二:井上和彦、本田正一:置鮎龍太郎、本田賢三:森川智之、永井篤:鈴村健一ほか
あらすじ 兄弟として育った従兄弟どうしの正一と俊二は一度だけ関係を持ちますが、兄弟の立ち位置を崩したくない正一と、兄への恋情を捨てられない俊二。10年後、二人は偶然再会し、断ち切れない想いにどう折り合いをつけるのか……。「最後のドアを閉めろ」の賢三も出演の本田兄弟物語。
萌ポイント 「開いてるドアから失礼しますよ」はタブー執愛10年の兄弟ラブですが、原作がユギさんなのでさほど重くならず、クスッと笑える箇所がいっぱい。それでも背徳を越えて行く井上さんと置鮎さんの演技が切なさ爆発で、胸がギュギュッ。しかも置鮎さんの可愛さと色っぽさはどうしてくれようってほど強烈で、井上さんの包容力ボイスもイイ声威力が凄すぎて悶死寸前っ。置鮎さんより一回り以上年長の和彦さんが年下攻というシチュもステキです。そして脇の森川&鈴村さんが加わったトークも神。置鮎さんの可愛さに突っ込む和彦さんに萌えました。タブー執愛:タブーしゅうあいと読む。禁断の関係だが、それゆえに関係に執着し、周りを巻き込むほどに燃えさかってしまう愛を指す。執愛は、単に愛し合うよりももっと束縛感が強く、切っても切れない運命の絆、前世からの宿命的なものを感じさせる愛を指す。

著者 木原音瀬/下村富美
刊行年/レーベル 22008年/ランティス
収録時間 73分
ガッチュン度 ★☆☆☆☆
キャスト アル:平川大輔、暁:緑川光、忽滑谷:森川智之、津野:遊佐浩二ほか
あらすじ アルは昼は蝙蝠(こうもり)・夜は吸血鬼になってしまうアメリカ人。蝙蝠のときにうっかり日本に冷凍輸送され、変身後さっそく全裸で逮捕。偶然事情を知った刑事の忽滑谷(ぬかりや)とその友人・暁に助けられます。素朴で優しいアルと変わり者のエンバーマー暁が巻き起こす珍騒動(全2巻、原作:全5巻、続巻)。エンバーマー:遺体を保存処理したり、必要に応じて修復したりすることで長期にわたって保存を可能にする「エンバーミング」という技法を死体に施す技術者。例えば、事故などでご遺体に損傷が生じたときは、ご遺族にショックを与えないようご遺体にエンバーミングを施した上で棺に入れる場合がある。
萌ポイント エンバーマーという<死>に関わる職業と、不死の吸血鬼を絡めるストーリーが切なくて面白い物語。そしてアメリカ人役の平川さんが話す「あなたは神を信じますか~?」的片言ジャパニーズが激しく可愛い!! ところがナマモノに反応しない暁は、どんなにアルがラブリーでも身も蓋もないそっけない態度。そんな二人の喧嘩漫才と、周囲にゲイCPと誤解される件が笑える作品で、ラブシーンはなくても十分楽しめる。脇も上手い声優さんで固めています。ゲイCP=ゲイカップルのこと。CPはカップルやカップリング(作品中で、誰と誰をくっつけるか)を指す。使用例:「好きなCPは?」「マスオ×ノリスケです」(注:誰もがご存じのキャラクターで例文を作成しています)

著者 榎田尤利/奈良千春
刊行年/レーベル 2007年/サイバーフェイズ
収録時間 143分
ガッチュン度 ★★★☆☆
キャスト 芽吹章:平川大輔、兵頭寿悦:子安武人、キヨ:日野聡、智紀:梶裕貴、鵜沢万理雄:安元洋貴、さゆり:定岡小百合ほか
あらすじ ネゴシエーター(交渉人)の芽吹とヤクザ・兵頭の物語。二人はかつて同じ高校に通う先輩・後輩でしたが、芽吹が兵頭の管轄内に偶然事務所を開いたことで、十数年ぶりに再会。芽吹に対する想いが甦ってしまった兵頭は先輩に仕事を依頼しつつ、口説きまくりますが……(全2巻、原作:全6巻、番外編:1巻)。
萌ポイント 会話部分の面白さ、可笑しさ、切なさが、原作と同じかそれ以上にドキドキ・ワクワクできる作品。特に子安さんの<コメディと凄みとエロ>の演じわけは只者ではなく、執着系・兵頭がヤバイほど嵌っています。一方平川さんもモノローグと台詞が大量なわりに、最後まで凛として可愛いオッサン・芽吹を好演。非の打ち所がない原作がほぼ削除なしの2枚組で制作されているため、最高に満足できるドラマCDです。

著者 大和名瀬
刊行年/レーベル 2003年/インターコミュニケーションズ
収録時間 73分
ガッチュン度 ★★☆☆☆
キャスト 坂下のぼる:岸尾大輔、結城尚也:諏訪部順一、結城和志:中井和哉、坂下あゆむ:高城元気、坂下すすむ:皆川純子、坂下かける:間宮くるみ、坂下はずむ:福園美里
あらすじ 可愛いお嬢様をゲットするために分不相応な高校に入った庶民・のぼる(5人兄弟長男)。ところがお坊ちゃまになりきれないばかりか、完璧なお坊ちゃま・結城尚也に惚れられる残念展開……。のぼる+4兄弟と、結城一族の交流が笑えて可愛いラブコメディ(全5巻、原作:全3巻)。
萌ポイント たくさんの登場人物が出てくる作品ですが、キャラが全員立っているためそれぞれが笑えて印象的。特に間宮&福園さんが演じる双子のラブリーパワーはハンパなく、BLなのに女性声優さんに全てを持っていかれる勢いっ(ちなみに間宮さんは、『とっとこハム太郎』のハム太郎を演じていらっしゃる声優さんです)。そして歯の浮くような言葉を吐きまくる王子・結城は諏訪部さんのエロキザボイスでピッタリ。マヌケ役の中井さんも弾けていて面白いです。

著者 崎谷はるひ/やまねあやの
刊行年/レーベル 2004年/サイバーフェイズ
収録時間 76分
ガッチュン度 ★★★★★
キャスト 鴻島斎:小西克幸、咲坂暁彦:野島健児
あらすじ 行きずりの男に酷い目に合わされていた教師・咲坂を助けた斎(イツキ)は、その後教育実習生と教官という立場で咲坂と再会。咲坂は斎にゲイであることをバラされると思い込み、酷い言葉を投げかける。傷ついた斎はそれなら体で自分を黙らせろと咲坂を脅し始め……。ねじれた恋情の駆け引きがひたすら切ない物語。
萌ポイント 想いが伝わるまでの心の変遷をぎっしり描いているため、ほぼ小西さんと野島さんのガッツリ二人芝居。人を信じない臆病な高校教師・咲坂を野島さんがひたすら好演。泣く・怯える・喘ぐがメチャクチャ上手くて、こんなに成りきってて大丈夫なんですか?と聞きたくなるほど。加えて小西さんも優しく男らしい大学生・イツキを自然な声で演じぬき、年下攻の可愛さと鬼畜さと甘さが見事な嵌りようっ。そんなに巧くてどーするのっ!!と絶叫したくなるお声でした。<小西×野島>黄金コンビの記念すべき1枚目にして最高峰。

著者 黒乃奈々絵
刊行年/レーベル 2008年/フロンティアワークス
収録時間 64分
ガッチュン度 ★★☆☆☆
キャスト ジョニー・レイフロ:藤原啓治、チャールズ=J=クリスフント:置鮎龍太郎ほか
あらすじ 『チェリ~』『チャリーです』というお決まりのやりとりが面白い「Vassalord」は、吸血鬼・レイフロとその隷属・チャーリーの物語。レイフロはフェロモン垂れ流しの軽い男で、チャーリーの世話になりっぱなし。一方チャーリーはレイフロの血だけを糧とする禁欲的なヴァンパイアで、異様にレイフロに執着。レイフロの言動に呆れながらもお世話に喜びを感じています。「Vassalord」はこんな二人の親子BL的なあやしい日常と、彼らが遭遇する事件を中心に全部で10枚のCDが制作。原作に沿った本編6枚と、番外編が4枚、DJCDが3枚出ています(原作:全6巻、続巻)。
萌ポイント 藤原さんと置鮎さんが<喜劇と悲哀>を異様に上手く演じ分けている作品で、藤原さんのはじけた演技と受臭いフェロモンボイスがパーフェクト。そしてレイフロの血にむさぼり付く置鮎さんの演技も「絶対にナニかしているだろう!」という卑猥さ……。攻も受もOKな置鮎さんの声が光ります。親子漫才の可笑しさと、吸血鬼の切なさを原作を凌ぐ勢いで表現する声の魔術に脱帽(注:BLレーベルではありません)。

著者 鹿乃しうこ
刊行年/レーベル 2008年/マリン・エンタテイメント
収録時間 63分
ガッチュン度 ★★★★☆
キャスト 牧志青:子安武人、大木浩太:中村悠一、菱谷忍:遊佐浩二、安芸純佑:森川智之、御園生涼司:笹沼晃、和久井:高橋広樹
あらすじ 建築家の牧と型枠大工の浩太は、牧が飼っていた猫が縁で急接近。でも浩太の彼氏トラブルや、牧の元彼・御園生の存在に嫉妬したりとイロイロあって、なかなかお互いを信じきれない二人。イイ年をして子供っぽい牧と、口は悪いくせに純情な浩太のぶつかり愛がエロ可愛いラブコメ(全4巻、原作:全4巻)。
萌ポイント とにかく爆笑なのが子安さんの演技。ゲイ丸出しでガテン現場で気が多く、俺様なのに「浩太ぁ」とデレる牧がこの上なく可笑しいっ。そして中村さんの浩太はこれ以上ないほどの浩太で、受も攻もできる声優さんですが、この作品の可愛さはMAX間違いなし♪脇の声優さんも上手い人ばかりで、特に森川さんの耳にクル低音は最高。高橋さんと子安さんの漫才会話も息がバッチリでした。「Punch↑」は巻を増すごとに切なさと、子安さん(牧)の変態度数が上がっていく内容なので、弾けた演技に笑って泣ける作品です。

著者 腰乃
刊行年/レーベル 2012年/リブレ出版
収録時間 61分
ガッチュン度 ★★★☆☆
キャスト 守屋:鈴木達央、吉武:羽多野渉、牧野:日野聡
あらすじ バスケ部の後輩・吉武から告られ、手作り弁当攻撃にあう守屋。後輩の想いにほだされ、受け入れるまでのグルグル爆笑な葛藤劇。
萌ポイント 吉武の想いに焦ったり、テンパッタリ、グルグルする守屋がとにかく面白い! 同性に恋愛感情を向けられたら、こんな心理状態が待っていそうなリアル進行で、鈴木さんと羽多野さんの攻防が本当に上手いっ。特に鈴木さんの一気に台詞をまくし立てる切れ気味の演技が爆笑で、胃袋攻撃の恐ろしさが丸分かり。羽多野さんのワンコっぽい変態加減も最高です。

著者 松岡なつき/雪舟薫・彩
刊行年/レーベル 2005年/マリン・エンタテインメント
収録時間 146分
ガッチュン度 ★☆☆☆☆
キャスト 海斗:福山潤、ジェフリー:諏訪部順一、ナイジェル:小西克幸、ビセンテ:大川透ほか
あらすじ 16世紀のイギリスにタイムスリップしてしまった少年・海斗の物語。海斗は船乗りのジェフリーとナイジェルに助けられ、様々な困難や危機を乗り越えていきますが、ジェフリーとの間には特別な絆が生まれ始めて……。ラブ&冒険が一杯の日本男子モテモテ歴史ロマン(全15巻、続巻、原作:全19巻、続巻)。
萌ポイント 原作は完結していない長編ですが(現在19巻)、カタカナや歴史が苦手な人でもCDなら大丈夫! キャラにピッタリなキャスト陣と、すてきなBGMで小説とほぼ同じかそれ以上のワクワク感。海斗が過去で生きるためにつく嘘や行動がスリリングで切ない上に、彼を護る3人の男達も身悶えするほどドラマチック。諏訪部・小西・大川さんの演技とイイ声過ぎる攻ボイスは眼福ならぬ耳福。BLにお決まりの××シーンはない作品ですが、脇もベテラン声優多数の豪華シリーズ。

著者 鈴木あみ/樹要
刊行年/レーベル 2007年/フィフスアベニュー
収録時間 69分
ガッチュン度 ★★★★★
キャスト 忍:岸尾大輔、蘇武貴晃:森川智之、蜻蛉:緑川光、綺蝶:平川大輔、椿:成瀬誠、鷹村:遠近孝一、都丸:小野大輔ほか
あらすじ この作品は捨て子で廓育ちの色子・忍と名家の御曹司・蘇武のラブストーリー。地味でトロイ忍は売れっ子からはほど遠く、食べるにも困る始末。そんな彼が優しい蘇武から見初められ恋に落ちますが、身請け直前に結核を発病。身を引くことを決意しますが……。
萌ポイント 病弱で不幸な受ちゃんがお金持ちの王子様に拾われる、非常にベタなシンデレラストーリー。でもこの昼ドラ加減が分かりやすくて、かえって萌える廓設定。そしてムチャクチャ悶えるのがとにかく甘く優しい森川さんの演技。BL界の帝王と言われる彼の包容力ボイスは殺傷力が一杯ですっ!!対する岸尾さんもどーしてこんな可愛い声が出せるのか?という切ない演技で女形上等。脇の平川さんと緑川さんのエピソードも引き込まれる作品です(平川×緑川さんの「愛で痴れる夜の純情」もお薦め)。

BL用語の基礎知識
BLには、ファン同士で交わされるヒミツのコトバがいっぱい! このコーナーでは、BL用語の意味をご紹介します♪

●ナマモノ
モンスター、幽霊、妖怪、半獣、不老不死などではなく、生身の人間という設定のキャラ。もしくは、芸能人同士、スポーツ選手同士など、「実在する人物(三次元)」のカップリングを描いた同人誌を指す。

●二次元
ゲームやアニメに出てくるキャラクターなど、架空の人物。

●半ナマ
テレビ放映されているドラマ、特撮などのカップリング同人誌。役柄は実在する俳優が演じているが、登場人物は架空の人物なので、半分ナマモノという意味で半ナマと呼ばれる。2.5次元と同義。

●乙女フィルター
腐女子目線で見てしまうこと。例:「この間のSMA×SMA見たとき乙女フィルター発動しちゃってさ~、どう見てもシンゴとキムラがいちゃいちゃしていた」

●健全
男×女のノーマルなカップリングのこと。もしくは、Hシーンがない作品のこと。

●友カプ
ただの友達だったのに、いつの間にか気になり始め、何となく恋が芽生え、両思いだとわかって燃え上がる設定のこと。

●敬語攻め
攻めが「ここですか?」みたいな「ですます調」の敬語で迫る。執事、後輩など、目下の者が攻め役のときに多いが、年上が年下を敬語責めするのもかなりオツ。

●カラコロ
キャリーカートのこと。池袋にある「乙女ロード」で本などを買い込んだり、同人誌即売会場にサークルで売る本を搬入したりするときなどに使う。腐女子の必需品。

オススメのBL検索サイト
BLCD Wikiがオススメ。ボーイズラブドラマのCDが、新作、CDタイトル、声優、原作者、スタッフなどで検索できる素晴らしいWiki。感想もアップされていて参考になります。ピーチシルクさんおすすめのBLCDにハマったら、ここで更なる深みを目指してください。

次回はいよいよ最終回!「はぢめてのBL講座 第4回~アニメとボイスとストーリーのめくるめく官能! DVD編~」をお届けします。チャオ☆

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