■ 轟けっ! 鉄骨くん(1)(MFコミックス フラッパーシリーズ)

東京葛飾区新小岩のさびれたアーケード「ルミエール」内の「いしだ工具店」で生を受けた「鉄骨くん」は、良心回路が埋め込まれた人助けロボット。「轟けっ! 鉄骨くん」は、下町情緒あふれる新小岩の街で、人間の心を持ったポンコツロボットが、人間の娘と恋をするちょっぴり切ないラブコメディだ。

いしだ工具店のおやじは、錦糸町のロシアンパブで町内会費を遣い込んだのがバレそうになり、鉄骨くんを起動。最初は意識の境界線があいまいなため、自分を公一と思い込み、おやじにロボットにさせられたと勘違いしていたのだが、実は公一の記憶がコピーされたロボットだと自覚する。

人助けロボットとして開発された鉄骨くんは、クールで近寄りがたい雰囲気を持つ公一とは対照的に、人に対して優しくマメマメしいため、女性にモテモテ。そんなロボットの姿を見て、公一は自分の隠された一面を垣間見たような気がした。

一方の鉄骨くんは、感情でさえ自分でコントロールできず、好きな彼女の感触もコンピュータによって制御された条件内でしか感じることができない。行動を起こすごとに「ロボットの限界」ということが常に意識上にのぼり、「生身」の人間をうらやましく感じるようになる。

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