■ おた☆スケたん4号の「S.T.A.L.K.E.R.:Shadow of Chernobyl英語版」レビュー
チェルノブイリを舞台に赤錆びた鉄と血と硝煙の臭いに彩られたサバイバルホラーFPS
「S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl」は1986年に爆発を起こしたチェルノブイリ原子力発電所の跡地を舞台にしたFPS(1人称視点シューティング)だ。汚染されて時が経過したチェルノブイリ周辺は突然変異によるモンスターたちが生息し、ゾーンと呼ばれる危険地帯と化している。プレイヤーはゾーンの中で危険な依頼を請け負い、報酬を得る「ストーカー」となって数多くのクエストをこなしていく。2007年3月20日に発売された英語版のソフトに日本語マニュアルを付属したもので、ゲーム自体は英語表記となっているが、言葉が分からなくても十分楽しめる、というかプレイしなきゃ損するといえるほど面白いゲームだったぞ。FPS好きや廃墟マニアにはたまらない世界観をたっぷりお伝えしよう!
●いきなり放り出される広大な世界は自由度マックス!
雷の直撃を受けたトラックから奇跡的に生還した主人公は、新人ストーカーとしてゾーンの中を生き抜いていく。スタート地点となるストーカーたちのキャンプ内には手に入れたアイテムを物々交換、または売買してくれるトレーダーや、多数のストーカーたちがいる。まずは彼らと会話をし、最初のミッションとなる盗賊退治を請け負うのだが、ここで請け負わないという選択を取ってもかまわないのだ。
盗賊退治してもよし、ゾーン内のモンスターを狩って高く売れる体の一部を入手し、お金を稼いでもよし。ためしに通りをそのまま歩いていくと、武装した兵士たちがバリケードを築いており、近づいたとたんに攻撃されてしまった。自由度が高くても実力が伴わないと突破できないエリアもあるようだ。
▲スタート地点となるキャンプには危険な仕事を請け負うストーカーたちが集まる
▲キャンプの外には突然変異したモンスターたちが群れをなしている
▲ゲーム内に汚染された場所や空間がゆがんだ場所があり、不用意に近づくと命を失うことになる
▲道路を封鎖している軍の兵士たちは武装もチームワークも強力だ。下手に喧嘩を売ると大変なことになるが、彼らの武器を手に入れればゲームが有利に進められるだろう
●ライフシステム「A-Life」により自由に活動するキャラクターやモンスターたち
ゲーム内に1000人以上存在するストーカーたちやモンスターたちは、「A-Life」というライフシステムによってそれぞれ自分たちの意思で行動している。群れをなして数人のストーカーを襲っているモンスターを見かけたと思えば、旅の途中で焚火を囲み、暖を取りながら歌っているストーカーを見かけることも珍しくない。盗賊に銃を突きつけられた状態のストーカーに出くわし、戦いに巻き込まれるなんてこともしょっちゅうだ。彼を盗賊の手から救うか、自分まで襲われないように遠くから傍観するか、彼もろとも盗賊を倒してすべてのアイテムを手に入れるか。プレイイヤーもどういう行動を取ってもいい。
ストーカー個人と取引をして、手持ちのアイテムを物々交換することも可能だ。アイテムの所持重量は決まっているため、必要なもののみ手元に置いて、ゲーム内の通貨ソビエトルーブルに換金してしまうのもいいだろう。
▲群れで行動しているモンスターたち。彼らのテリトリーに不用意に踏み込むと集団で襲われてしまう
▲モンスターに襲われて力尽きたストーカー。モンスターを追い払えば彼が持っていたアイテムを入手することも可能だ
▲中立関係にあるストーカーたちもプレイヤーが武器を持った状態だと警戒してくる
▲旅のストーカーが盗賊に囲まれているようだ。プレイヤーがいなくてもゲームのあちこちでこういった出来事が起きている。2度と同じ場面はありえないのだ!
●難易度は高めだがやり出すと止まらない!
ゲームの難易度は比較的高めで、最初の盗賊退治でも慣れないと何度もゲームオーバーになってしまう。ただし、理不尽な難易度というわけではなく、現実的なレベルの難易度になっているのが特徴だ。銃を持った複数の敵に対して何の考えもなく突っ込んでいけば死んでしまうのは当たり前、でも気づかれないようにしゃがみながらコッソリ近づき、至近距離から頭に一発銃弾を撃ち込めば倒すことは可能だ。草むらに身を潜めて敵が近づいてくるのを待ってもいいだろう。
この戦う上での自由度の高さがあるからこそ、難易度の高いミッションでも何度もプレイしたくなる。バリケードで武装した兵士たちは強敵で、チームワークも抜群だが、戦い方によっては対等に渡り合うこともできる。死亡したキャラクターに近づけば武器やアイテムを奪うことができるため、序盤で強力な武器を手に入れることもできてしまう。
ゲーム中はどこでもクイックセーブ、クイックロードが可能なので、こまめにクイックセーブしておくことも重要だぞ。ただし、キャラクターたちは「A-Life」によって自由に行動するため、同じ場所からロードしても同じ行動を取るとは限らないのだ。
▲障害物に身を潜めて戦うのが基本だ。そうでないと簡単に狙い撃ちされてしまうぞ
▲全身を晒した敵に対してこちらは身を隠しながら戦うのがいいだろう
▲モンスターたちの中には特殊な能力を持ったものもいる。姿が視認しづらいものもいれば、精神攻撃をしかけてくるものも
●完成された世界観と廃墟の数々が魅力的
「S.T.A.L.K.E.R.」はチェルノブイリ後の汚染された地域で発生したモンスター、それを狩るストーカー、彼らに物資を提供するトレーダー、ストーカーたちとは別にゾーンで活動する軍隊と、ゾーンの中で生きる人々が完全にひとつの世界観を作り出している。その完成度の高さゆえか、ゲームをはじめて1時間もしないうちにその世界の中にどっぷりと入り込んでしまった。
世界観を表現するのに一番重要なグラフィック面は、荒廃した世界をかなり忠実に再現している。数十年のあいだ風雨に晒されてきた車や廃墟の数々は、ただそれらを見ているだけでも十分楽しめてしまうほどだ。廃墟の写真を見るのが好きという廃墟マニアであればこのグラフィックだけで“買い”だ。
▲プレイヤーは朽ち果てた廃墟や廃工場の中を進む。これらの建築物の作りがリアルで、赤錆びた感じが廃墟好きにはたまらない
●最大32人までの対戦が可能なマルチプレイでいつまでも楽しめる!
シングルプレイだけでも長く楽しめ、やり込み甲斐があるが、やはり世界中の強敵たちと戦えるマルチプレイが大きな魅力だ。最大32人まで同時に対戦が可能で、デスマッチ、チームデスマッチ、アーティファクトハントの3種類のゲームモードが用意されている。
最初は一番下の階級からスタートするが、戦績によって階級が上がり、新しい武器や装備が使えるようになっていく。このマルチプレイがあるからこそいつまでも長く楽しめるゲームだと言えるだろう。
▲マルチプレイで人間を相手にしたほうがよりスリリングで楽しめるぞ!
| S.T.A.L.K.E.R.:Shadow of Chernobyl日本語マニュアル付 英語版 | |
|---|---|
| 言語 | 英語版 |
| メディア | DVD-ROM 1枚 |
| 発売元 | 株式会社ズー |
| 販売元 | 株式会社イーフロンティア |
| 権利元 | THQ |
| 定価 | 6,090円 |
| 発売時期 | 2007年6月1日 |
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07/06/13 16:48 | 商品情報に戻る






















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