■ 加藤英美里による「がっこうぐらし!」第9話のアフレコ後インタビュー

TVアニメ「がっこうぐらし!」の第9話「きゅうじつ」アフレコ終了後の太郎丸役を演じている加藤英美里さんのインタビューが到着した。



公式サイトに掲載されている座談会でも話題に上りましたが、加藤さんは実際にアフレコが始まるまで、原作の内容をご存知なかったそうですね。
加藤英美里さんはい、アフレコで内容を知って、すごく驚きました。ただこの第9話の収録中に監督から、これから先の太郎丸のストーリーについて伺っちゃったんです。ネタバレにならない程度に、ふわっとした感じではあるんですけど。

なるほど(笑)。
加藤英美里さんなので、太郎丸に関しては「そういうことがあるんだな」と、なんとなく察した状態ではあります(笑)。

この第9話は、このところのシリアスな展開から一転、学園生活部がプールで遊びという、いわゆる水着回(笑)でしたね。
加藤英美里さんそうですね。みんな楽しそうに遊んでたんですけど、なんというかこう、逆に不安になりました(笑)。あまりにも楽しそうだとかえって、これが「輝かしい思い出」みたいなことになるんじゃないか、みたいな気持ちになっちゃうんですよね、『がっこうぐらし!』の場合は。

その気持ちはわかります(笑)。
加藤英美里さん前フリっぽい感じに思えてしまうという……。ただ、演じているときは本当に楽しかったですね。ゆきちゃんが率先して始めた水遊びに、太郎丸も一緒に参加できて。しかも皆さん、アドリブをたくさん入れていたので、そういう意味でも楽しかったです。

太郎丸は、学園生活部のマスコット的な立ち位置なわけですけども、加藤さんはどういったところに気をつけて演じていらっしゃるんでしょうか?
加藤英美里さんそうですね……。太郎丸とあの4人がつくる、学園生活部の空気というものがあると思うんです。そのあたりはやっぱり意識しますね。たぶんみんなが不安を抱えている状況ではあるんですけど、それをちょっと拭ってあげるような鳴き声だったり、あるいは少しほんわかするような空気。そういうものが作れたらいいな、と。

太郎丸にはシリアスな空気を変える、ムードメーカー的な部分がありますよね。
加藤英美里さん真剣な話し合いの途中で、こう、ひと声鳴いたり(笑)。シリアスな話が続いているときに、パッと太郎丸が出てくると「あー、ちょっとホッとするな」って、そういう感じが作れるといいな、と思っています。

今回、演じられてみて印象的だったシーンはどこでしょうか?
加藤英美里さん今回はやっぱり、太郎丸が美紀に懐く場面ですね。いままでは美紀が太郎丸に触ろうとしても、なかなか触らせてくれなくて。プイッとそっぽを向いちゃうことも多かったんですけど、今回はついに、CDプレイヤーをきっかけに、太郎丸が少し美紀に心を許すというか……。彼女を慰めるシーンがあって、距離がグッと縮まるんですよね。たぶん美紀も嬉しかったと思うんですけど、演じている私も「あーっ、やっと美紀に懐ける!」と思って(笑)、嬉しかったです。

ようやく心を許した感じがあった。
加藤英美里さんやっぱり美紀にだけ冷たいというのは、演じている私自身にも、心苦しいところがあったので(笑)。これは私の解釈なんですけど、美紀がずっと大事に持っていたCDプレイヤーを見て、太郎丸も「あれは圭の持ってたCDプレーヤーだ」って認識したんだと思うんです。美紀はいまでも圭のことを忘れてないし、今でも大事に思っている。その心情を太郎丸も、ようやく理解したというか。実際のところはわからないですけど、「許してやろう」と思ったんじゃないかな、と思うんです。

そうやって考えると、けっこう太郎丸は頭がいいですよね。
加藤英美里さんそうですね! 意外と場の空気も読むし、鳴き声も本当に会話しているみたいだし(笑)。太郎丸はけっこう表情が豊かで、みんなを和ませたかと思えば、その場を乱したりとか……。人間らしいところがあったかと思うと、犬っぽい部分もしっかりあって、その落差が演じていて楽しいです。

なるほど。もしこの世界に放り込まれたとしたら、加藤さんはどんな行動をすると思いますか?
加藤英美里さん私はたぶん、生きていく希望が持てないと思うので(笑)、自分から噛まれに行っちゃうかもしれません。

諦めちゃう方なんですね(笑)。
加藤英美里さん諦めちゃうかもしれないですね。「いつ襲われるかわからない」という、恐怖とかプレッシャーに耐えられないと思います。なので、学園生活部の4人は、本当に「強いな」と思いますね。

じつはこの質問、ほかの出演者の方にも伺っているんですが、けっこう諦める人が多いんです。
加藤英美里さんあっ、そうなんですね!?(笑) 希望がどこかで見い出せればいいと思うんですけど、このままの状態だと学校から出ることさえ難しいじゃないですか。なので、うーん……。やっぱり諦めちゃうと思います(笑)。自分だけ生きててもしょうがないですしね。

なるほど。少し話は変わりますが、今回は学園生活部の4人がプールで遊ぶエピソードでした。加藤さん自身、「プール」と聞いて思い出すことはなにかありますか?
加藤英美里さん実は私、小さい頃から、ずっとスイミングスクールに通ってたんです。なので、水泳は得意な方なんですけど、幼稚園のときに先生からもらったメモというのがあって……。

メモですか?
加藤英美里さん出席手帳というか、幼稚園に行ったときにシールを貼ってもらう手帳があったんですけど、月の最後には先生からコメントをもらえたんです。で、たぶん8月のコメントだったと思うんですけど、幼稚園でプール開きがあったらしくて、「英美里ちゃんが率先してプールへ飛び込んで、そのあとみんなが英美里ちゃんに続くように飛び込んでいきました」と書かれてたんです。

あはは(笑)。
加藤英美里さん「あっ、そんなことがあったんだ!」と(笑)。記憶にはないんですけど、子供の頃の自分がよくわかるなって。

意外と活発なタイプだったんですね。
加藤英美里さんそうですね。けっこう三輪車の取り合いとかもしてたみたいで(笑)。幼稚園の頃は暴れん坊だったみたいです。ただプール自体が好きで、きっと「私は泳げる!」って、自慢したかったんでしょうね(笑)。

第9話でいくと、くるみタイプですね。
加藤英美里さんあー、そうですね! もう、率先して飛び込むタイプ(笑)。今でもたまに、泳ぎにいったりします。

では最後に、これからの展開で期待をしているところを。
加藤英美里さん太郎丸の最後のカットが気になるんですけど、じつはそこについては監督に聞いてしまったので……(笑)。それとは別にお話全体でいえば、やっぱり解決策がきちんと見つけられるといいなと思いますね。ここまで頑張って生き延びてきたので、学園生活部のみんなには、最後まで生きていてほしい。このあとは誰も死んでほしくないなと思います。

「がっこうぐらし!」は、原作:ニトロプラスの海法紀光さん、作画:千葉サドルさんにより「まんがタイムきららフォワード」で連載中の漫画が原作。当たり前の日々が失われた学校に寝泊まりしながら学園生活を過ごす“学園生活部”の女の子たちの日常が描かれている。

主人公の丈槍由紀(ゆき)役を水瀬いのりさん、シャベルを愛する恵飛須沢胡桃(くるみ)役を小澤亜李さん、みんなをまとめる若狭悠里(りーさん)役をM・A・Oさん、唯一の2年生の直樹美紀(みーくん)役を高橋李依さん、学園生活部の顧問を務める教員のめぐねえこと佐倉慈役を茅野愛衣さん、学園生活部のマスコット的存在で柴犬の太郎丸役を加藤英美里さんが演じている。

■TVアニメ「がっこうぐらし!」イントロダクション
学校に寝泊まりする“学園生活部”の4名、ムードメーカーのゆき、シャベルを愛する(?)くるみ、皆をまとめるりーさん、しっかり者の後輩みーくん。おっとりとした顧問のめぐねえに見守られながら、朝ごはんに乾パンを食べたり、屋上の菜園でプチトマトを収穫したり、部屋から逃げ出した犬“太郎丸”を追って学校中を走りまわったり……時に大変なこともあるけれど、それ以上に楽しさがあふれている、みんなと一緒に暮らす日々──彼女たち“学園生活部”は、今日も元気いっぱい活動中! 「わたしたちは ここにいます」

(C)Nitroplus/海法紀光・千葉サドル・芳文社/がっこうぐらし!製作委員会
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